WEB広告を配信されている事業者様で、自社商品やサービスの購入者・成約者等の顧客リストを蓄積されている事業者様は多いかと思います。

ただ、これまでに蓄積した顧客リストをWEB広告にどう活用するか、悩まれている事業者様も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

今回はFacebook広告で顧客リストを活用して自社商品やサービスの購入者・成約者等と親和性の高いユーザーに広告を配信し、CV数を増加・CPAを改善させる方法をご紹介します。

顧客リストを活用した広告配信とは?

今回はFacebook広告での顧客リストを活用した広告をご紹介します。

Facebook広告では、自社商品やサービスの購入者・成約者等の顧客リストをFacebook広告にアップロードし、広告の配信ターゲットとして活用することが可能です。

アップロードした顧客リストをターゲットとして既存顧客に広告を配信することや、顧客リストをFacebookの保有するデータと突合して類似拡張することで、既存顧客と同じような特徴を持つ新規ユーザーに対して広告を配信することが可能となります。

顧客リストを活用した広告配信

顧客データをアップロードする際には、リストの情報をハッシュ化して個人を特定できないようにするため、Facebookや広告代理店に個人情報が漏洩する心配はありません。

Facebook広告に顧客リストをアップロードする方法や類似オーディエンスの作成方法については下記をご参考ください。

引用元:顧客リストからカスタムオーディエンスを作成する – Meta ビジネスヘルプセンター
引用元:Facebook広告マネージャーで類似オーディエンスを作成する方法 – Meta ビジネスヘルプセンター

メリット

Facebook広告で顧客リストを活用した広告配信を実施するメリットをご紹介します。

既存顧客向けのプロモーションを実施できる

顧客リストをターゲットとして広告を配信することで、既存顧客向けのプロモーションを実施することが可能となるため、既存顧客に再購入やサービスの継続等を訴求した広告などを配信可能です。

CV獲得の確度が高い新規ユーザーに配信できる

既存顧客と類似した特徴を持っているユーザーに配信することができるため、Facebookの興味関心などのターゲットと比較してもCV獲得の確度が高いユーザーに配信可能です。

注意事項

一定の顧客リスト数が必要

顧客リスト内の顧客数が少ない場合、広告の配信が十分にできなかったり拡張したリストの精度が低くなり、広告の効果が低くなる可能性があります。

類似拡張する場合の最小のリスト数は100件ですが、リスト件数が1,000件下回ると類似拡張したリストの精度が低くなる場合があるため、アップロード前にリスト数を確認する必要があります

また、メールアドレスや電話番号・住所など入力可能な識別情報も可能な限り入力することが推奨されています。

個人情報の取り扱い

メールアドレスや電話番号といった個人情報を取り扱うため、慎重に対応する必要があります。プライバシーポリシー等に「個人情報を業務上必要な範囲で業務委託先に開示・提供する」といった旨を明記することや、カスタマーリスト作成の際は事業者様ご自身でハッシュ化して作成いただくことを推奨します。

事例のご紹介

ここからはBtoBビジネスにおいて、顧客リストを活用した広告配信が興味関心やリターゲティングといったターゲットと比較してCPAが低く、CVを多く獲得した弊社での配信事例をご紹介します。

業種BtoB(オフィス関連)
CVポイントお問い合わせ・資料請求等

施策実施の背景と実施後の結果

Facebookでの配信ではご予算が限られていたため、興味関心ターゲットやリターゲティングといった配信を実施していました。

ただ、ご予算を増額いただくというタイミングで新しいターゲットとして顧客リストの類似拡張ターゲットをご提案し、配信開始しました。

その結果、同期間で顧客リストの類似拡張ターゲットのCV率が興味関心ターゲットやリターゲティングを比較すると約3倍高く、CV獲得数・CPAが優れるという結果になりました。

導入後3ヶ月間の実績比較

※導入後3ヶ月間の実績比較

まとめ

今回はWEB広告を配信されている事業者様に向けて、Facebook広告で顧客リストを活用した広告配信のポイントから実際の事例までご紹介させていただきました。

Facebook広告の配信ではターゲットの追加や変更がCV獲得に大きく影響してきます。顧客リストがあり、Facebook広告でCV獲得に伸び悩まれている事業者様は一度顧客リストを活用した広告配信を検討してはいかがでしょうか?

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