Kyohei Tadokoro
福岡は博多に1978年創業以来、全国に43店舗（2022年11月1日時点）を展開する紳士服オーダー専門店「カスタムオーダースーツ DANKAN（ダンカン）」さまに、店舗集客を目的としたデジタルマーケティング施策のパートナーとして選んでいただきました。
株式会社AZが提供する、デジタルマーケティング支援の強み、これからの展望について、商品部 副部長 榮岩さまにお話を伺いました。
話し手：尾上繊維株式会社 商品部 副部長 榮岩 和久 様
ご利用サービス：実店舗向けWebプロモーション、SEO対策、Googleビジネスプロフィール導入支援、GA4設定・導入支援、LINE公式運用支援
はじめにDANKAN（尾上繊維株式会社）様の事業内容をお聞かせください。
弊社は創業こそ福岡（博多）ですが、現在は大阪に本社を置いており、1978年創業で今期で44年目を迎えました。
欧米を中心に上質なインポート生地をいかにお客様に買い求めいただきやすい価格帯でご提供するかを考え「良いものをより安く」を理念としています。
また、弊社では実店舗だけではなく、自宅からでもオーダースーツを購入いただける、公式オンラインストアもあります。
お客様が実際に店舗での購入をしているかのような体験ができる、シミュレーション機能で自分好みのオーダースーツが簡単注文可能です。
ネットならではの手軽さ・利便性もありながら、カスタマイズできる項目は実際に店舗で体験いただくものとほぼ同じものを再現したものです。
手間がかかると思われがちですが、一度、店頭で購入いただいている方であれば、弊社スタッフがデータを基に入力しますので、お客様は好みのデザイン・生地を選んでいただくだけです。
DANKAN様には2018年11月から利用いただいています。
AZとお取り組みいただく前にはどのような課題があったのか、改めて聞かせていただけますか？
AZさんとお付き合いする以前から、別の代理店を通じてWEBマーケティングには取り組みをしていました。
実店舗の来店を目的としている点でWEBからの成果は見えづらいところはあるものの、結果に対しては満足はしていました。
ただ、弊社には専属のマーケティング部門がなく、私もエリアマネージャーとして店舗運営から仕入れなどを兼任する傍らでWEBマーケティングを担当しています。
やりたいことはあるんですが、そのために何が最適なのか、またそれは弊社での実現性、優先度などを設計することが難しい。
ましてや、店頭販促やDM、折込み広告のことも連動が求められる中で、このままお任せしていいのか不安はありました。
その中で、代理店としてAZを選んでいただいた理由を聞かせていただけますか？
決め手になったのは、弊社への理解の深さです。
事業そのものへの理解はもちろんですが、弊社の考え方や組織体制のことまで把握したうえで一緒に考えていただける点は、まさに求めていたピースを埋めてくれる存在でした。
WEB広告の運用だけでなく、弊社が店舗集客を行ううえで必要なサービスであれば幅広くサポートしてくれる点も助かっています。
総合的なWEBマーケティング支援
実際にAZとお取り組みを始めてみて、率直な感想をお聞かせください。
最初はFacebook・Instagram広告だけをお願いして、実際にどのように動いていただけるかな？と思って様子見をさせていただきました。
それから4年が経ちましたが、Google、Yahoo!など主要な広告施策はほぼお任せしている状況です。
以前はWEBサイトへの誘導だけしか見ていなかったですが、Googleビジネスプロフィールの導入支援やその活用についても相談をさせてもらったことで実際に広告から来店に貢献した数値と費用対効果も可視化できています。
広告媒体によっては見れないものもありますが、来店アンケートなどオフラインでの活動と併せて確認するようにしているので今は効果的な施策ができていると感じています。
SEO対策で「自然検索からのセッション334%増加」
SEO対策の性質上、時間はかかりましたが基本的なタグ、内部リンク、WEBサイトの構成見直しを進めたことで自然検索からのセッションが大きく伸びました。
評価されやすいサイトになるように修正した後、メインキーワードで上位表示をさせるための一歩として、上位表示キーワード数を増やすためにコラム記事を作成していきました。
Googleの評価傾向や競合他社の状況も考慮したうえでキーワードを選定して、作成してもらっています。
LINE公式アカウントは「ブロック率15%未満」
もともとDMを使って顧客様に対してお得なセール情報などをお送りしていましたが、事業拡大とともに送付数と店舗での作業が増えたことが課題でした。
DMだとどの程度読まれているかも分からなかったのですが、LINE公式アカウントを活用することで、開封率・クリック率など通知ごとに顧客様の興味・関心がどこにあるのかが可視化できたのは良かったです。
お客様情報とLINEアカウントを連携した施策をすることで、クーポンを発行したりお客様ごとに最適化したメッセージ配信をした結果、ブロック率が15％未満と非常に効果的なコミュニケーションツールにもなりました。
更にデータを活用したマーケティング施策
今後、取り組みたい施策や弊社に更に期待することがあればお聞かせください。
今後、というより既にですが、社内でもWEBマーケティングを重要な施策として再認識し、組織も強化していています。
これまで経験がなかったメンバーにも業務に参画してもらうので、そういったメンバーへのサポートも是非お願いします。
そのうえで、新しい取り組みや既存施策の改善など、提案をしてきて欲しいです。
直近では基幹システムも改修もしました。
GA4も導入していただきましたし、データ活用のところは特に期待したいところです。
とても参考になるお話をいただきまして、ありがとうございます！
改めて今回は、尾上繊維株式会社（オーダースーツDANKAN）の商品部 副部長 榮岩さまにお話を伺いました。
コロナ禍においていち早くオンライン接客を導入したり、公式アカウントと会員情報を連携させたメッセージ配信の導入など、常に一歩先を行こうとチャレンジされる企業様です。
既製品スーツと変わらない価格で自分にフィットしたオリジナルの一着を私もぜひ作ってみたいと思います。
田所 恭平 – Kyohei Tadokoro –
株式会社AZ デジタルマーケティング事業部 営業統括
1982年徳島県鳴門市生まれ。鳥取大学 卒業。
新卒で製紙メーカーに入社、製造から小売・流通までを学んだ後、ウェディング業界、WEBベンチャーを経て、2018年に株式会社AZに入社。
経験を活かし、運用型広告だけに留まらない視点でお客様のビジネスをサポートする。
Eコマース支援、実店舗集客などの領域を多く担当。
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