WEBサイトを運営している方のなかには、Google アナリティクス4(GA4)も設定している方もいらっしゃるのではないでしょうか?
GA4には、データの変化を自動的に検知して知らせる「インサイト」という機能があります。
そのなかでも、自分で条件を設定してデータの変化を検知できる機能が「カスタム インサイト」です。
以前は「カスタムアラート」と呼ばれることが多かった機能ですが、現在のGoogle公式ヘルプでは「カスタム インサイト」という名称で案内されています。
カスタム インサイトでは、評価の頻度を「時間単位」「日単位」「週単位」「月単位」から設定できます。なお、時間単位の評価はウェブデータに対してのみ利用できます。
今回は、GA4のカスタム インサイトについて、日単位・週単位・月単位・時間単位で設定する方法をご紹介します。
カスタム インサイトとは
カスタム インサイトとは、GA4で重要なデータの変化を検知するための条件を、自分で設定できる機能です。
設定した条件に該当するとインサイトが生成され、GA4上でデータの変化を確認できます。また、メール通知を設定しておけば、条件に該当した際にメールで通知を受け取ることもできます。
たとえば、以下のような条件を設定できます。
- ユーザー数が前日より20%以上増加した
- ユーザー数が前日より20%以上減少した
- イベント数が一定の値を下回った
- 通常とは異なるデータの変化が発生した
「異常値があります」という条件を選択すると、具体的なしきい値を設定せず、指標に異常な変化があった場合にインサイトを生成することもできます。
なお、検索時に使われることの多い「カスタムアラート」という表現もありますが、本記事では現在のGoogle公式の機能名称である「カスタム インサイト」としております。
カスタム インサイトの設定方法
ここからは、Google アナリティクス4(GA4)においてのカスタム インサイトの設定方法をご紹介いたします。
Insightsの「すべての統計情報を表示」をクリック
Google アナリティクス4を開いた際に表示される、「レポートのスナップショット」内にある「Insights」カード下部にある「すべての統計情報を表示」をクリックしてください。

「Insights」ページ右上の「作成」をクリック
「Insights」ページに移動しましたら、ページ右上にある「作成」をクリックしてください。

カスタム インサイトの条件を入力
カスタムインサイトの作成画面が開きますので、「条件の表示」「インサイト名の選択」「通知の管理」の各項目を入力します。

条件の表示
カスタム インサイトの条件として、「評価の頻度」「セグメント」「指標」「条件」の項目の設定を行います。

セグメントでは、「すべてのユーザー」をデフォルトとして、ディメンションやディメンション値を指定して対象を絞り込むことができます。「含む」「含まない」を指定することも可能です。

●条件の設定項目一覧
| 条件項目 | 項目 |
|---|---|
| 評価の頻度 | 時間単位(ウェブのみ) 日別 週別 月別 |
| セグメント | ユーザー ・オーディエンス ・年齢 ・市区町村 ・国 ・性別 ・地域 ・言語コード デバイス ・アプリのバージョン ・ブラウザ ・デバイスカテゴリ ・デバイスのブランド ・デバイス ・デバイスモデル ・オペレーティング・システム ・OSとバージョン ・プラットフォーム ・OSのバージョン ・画面の解像度 ユーザーの獲得 ・最初のセッションの日付 ・最初のユーザーのキャンペーン ・最初のユーザーのメディア ・最初のユーザーの参照元 ・初回訪問日 |
| 指標 | 1日の合計ユーザー数 30日間の合計ユーザー数 7日間の合計ユーザー数 APPU イベントあたりの平均エンゲージメント時間 イベントの値 イベント収益 イベント数 エンゲージのあったセッション数 エンゲージのあったセッション数(1ユーザーあたり) エンゲージメント率 コンバージョン スクリーンビュー数 スクリーンビュー数(1ユーザーあたり) セッション セッションあたりのイベント数 セッションあたりの平均エンゲージメント時間 トランザクション ページの閲覧 ユーザーエンゲージメント ユーザーあたりのイベント数 ユーザーあたりのセッション数 ユーザーあたりの平均エンゲージメント時間 ユーザーの合計数 閲覧回指数 広告の表示時間 広告ユニットの表示時間 広告収益 購入による収益 初回起動 初回訪問 商品の収益 商品の平均価格 商品の平均収益 新しいユーザー 数量 表示回数 平均イベント収益 利用ユーザー 離脱数 |
| 条件 | 異常値があります 次の値以下 次の値以上 次の値から%上昇 次の値から%低下 %change is more than |
インサイト名の選択
カスタム インサイトを管理する際に分かりやすいよう、設定した条件が分かる名前を入力してください。
例:ユーザー数が昨日より20%上昇

通知の管理
カスタム インサイトの条件に該当した際にメールで通知を受け取りたい場合は、通知するメールアドレスを設定してください。
設定した条件がトリガーされると、指定したメールアドレスに通知が送信されます。

カスタム インサイトの管理
カスタム インサイトの設定が完了しましたら、「Insights」ページの右上にある「管理」をクリックしてください。

メールの通知が「ON」になっているかの確認をしてください。

カスタム インサイトの設定例
ここからは、Google アナリティクス4(GA4)でのカスタム インサイトの設定方法についてご紹介いたします。
ご自身が常に確認しておきたい内容の設定を行い、WEBサイトの運営工数の削減を行ってくださいね。
評価の頻度が「日別」「週別」「月別」の場合
「日単位」「週単位」「月単位」のいずれかを選択し、カスタム インサイトの対象となる「セグメント」や確認したい「指標」、データの変化を検知する「条件」を設定してください。
セグメントを絞り込む場合は、「すべてのユーザー」の横にある「変更」をクリックし、対象となるディメンションやディメンションの値を設定してください。

セグメントの設定方法
「変更」をクリックするとセグメントの設定画面が表示されますので、対象を「含む」「含まない」から選択し、ディメンションとディメンションの値を設定してください。
たとえば、特定の国や地域、デバイスカテゴリなどを指定することで、対象を絞り込むことができます。

評価の頻度が「時間単位(ウェブのみ)」の場合
評価の頻度を「時間単位」にすると、1時間ごとのデータを対象にカスタム インサイトを設定できます。
なお、時間単位のカスタム インサイトはウェブデータに対してのみ利用できます。アプリイベントについては、時間単位のカスタム インサイトを利用できません。

まとめ
今回は、Google アナリティクス4(GA4)のカスタムアラート、現在の名称である「カスタム インサイト」について、設定方法や活用例をご紹介しました。
カスタム インサイトでは、自分で条件を設定して、ユーザー数やイベント数などの重要なデータの変化を検知できます。
評価の頻度は「時間単位」「日単位」「週単位」「月単位」から設定できます。なお、時間単位の評価はウェブデータに対してのみ利用できます。
また、メール通知を設定しておけば、GA4を常に確認していなくても、設定した条件に該当した際に通知を受け取ることができます。
WEBサイトの運営において重要な指標をカスタム インサイトに設定し、データの変化を効率的に把握してみてはいかがでしょうか。
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