TikTok広告の概要
TikTok広告は、TikTokの起動画面や視聴ページなど、TikTok上に出せる広告のことです。
また、TikTok For Businessによると、他のSNSと比べ、音声ありでの視聴が160%、全画面での視聴が162%、ながら視聴が50%と、視聴態度が良好でありユーザーが情報を得るためにTikTokを活用しているということがわかっています。
TikTok広告のメリット
全世代へのアプローチが効果的
2017年10月に日本でのサービスを配信した当初は、ダンスなどのコンテンツが主流で10代~20代の若者向けという認識が存在していましたが、最近ではTikTokのユーザー年齢層は上昇傾向にあり、投稿されるコンテンツのジャンルも多種多様となったことからも利用者は全世代へと拡大し、多くの世代へのアプローチが可能となっています。
参考:https://tiktok-for-business.co.jp/archives/4145/
リッチな視聴環境でユーザーに情報を拡散することができる
スマートフォンの全画面を活用した縦長動画に、音声ありで視聴する人の割合が多いTikTokでは、フルスクリーン+音声で世界観を強く印象付けることができます。
さらにTikTok広告はオーガニック投稿の間に自然な形で表示されるため、ユーザーに違和感を与えずにおすすめコンテンツとして受け入れられやすい傾向があります。
潜在顧客を開拓することができる
ユーザーが動画をみた際に起きるエンゲージメントや、ユーザーの属性、視聴態度などを学習し、反応の良い動画は自ずとより多くのユーザーへ届き、リーチすることが可能です。
TikTok広告の配信面
TikTok広告には3つの広告配信ができるプラットフォームがあります。
- TikTok
- BuzzVideo
- Pangle
TikTok
TikTokは「創造性を刺激し、喜びをもたらすこと」をミッションとしたモバイル向けのショートムービープラットフォームです。
最大3分までの縦長、横長サイズの動画や、それらに音楽をつけてシェアすることができる動画SNSサービスです。
BuzzVideo
コンテンツの発見および推奨をする、モバイル向けマルチコンテンツプラットフォームです。
BuzzVideoでは独自の機械学習によりトレンド動画やGIFをユーザーの興味や関心に合わせて瞬時に表示し、更新を続けていることからも、ユーザーにとって「新しいコンテンツを発見する場所」となっています。
また、TikTok For Businessによると購買力の高い30代~60代のミドル世代のユーザーが多いことと、経済的に余裕のある人が多く、動画アプリの利用率が高く購買力も高いユーザーが多く集まっているという調査結果も出ています。
参考:TikTok For Business BuzzVideo初、オフィシャルユーザー白書を発表!令和ミドル世代のオンライン消費キーワードとは。
Pangle
TikTok For Businessが運営する、アプリの広告価値を最大限に高めることを目的とした、モバイルゲームやアプリの広告配信に特化したモバイル広告プラットフォームです。
多様なジャンルのアプリに広告配信することが出来るのが特徴です。
広告の種類
TikTok広告では、大きく分けて「リザベーション広告(予約型)」と「オークション型広告(運用型広告)」2種類の広告があります。
今回はそれぞれの主要な広告をご紹介したいと思います。
リザベーション広告(予約型)
いわゆる純広告と呼ばれる、一定期間の配信枠を買い取る広告です。
多くのユーザーの目に触れやすい場所に広告を表示することができることからブランディング効果が期待できます。
TopView
アプリ起動時に広告を配信しTikTok内最大のリーチを作る、1日1社限定の広告です。
費用は最低500万円~より配信可能となり、アプリ起動時から最大のインパクトを与えられること、また一般のコンテンツ同様、「いいね」やコメントなどのインタラクティブ機能もついているため、ユーザーとの高いエンゲージメントに繋がる広告です。
Reach&Frequency
フリークエンシーをコントロールしながら、目的に応じて最適化入札を実施できる広告です。
指定できる目的と課金形式は以下3つから選択し、予算と配信ボリュームを指定し、事前にシミュレーションをし予約することが可能です。
- リーチ
- 動画視聴数
- トラフィック
ハッシュタグチャレンジ広告
TikTokオリジナル広告の一つであり、1つのハッシュタグをお題とし、ユーザーがコンテンツを作成して投稿することができる広告です。
広告で配信した公式動画から、ユーザーがハッシュタグチャレンジに参加することで新たなUSG(ユーザー作成コンテンツ)が作成されていき、商品認知のみならず、USG(ユーザー作成コンテンツ)による情報拡散で、購買意欲の喚起にも貢献できるのが強みとされています。
費用は最低2,000万円~より実施可能となります。
BrandEffect
こちらもTikTokオリジナル広告となり、2Dや3D、ARなどを使用した立体的なエフェクトなど、高度な画像認識技術を用いて様々なクリエイティブコンテンツの作成を可能にしています。
ブランドの世界観や、商品の機能性などを体感的に提供することで、ユーザーへリッチなブランド体験を提供することが可能です。
費用は最低597万円~より広告配信が可能となります。
オークション型広告(運用型広告)
運用型広告はTikTokアプリを開いた後に表示される「おすすめ」のフィード内に掲載されます。また、TikTok面に加え、「Pangle」や「BuzzVideo」への広告の配信が可能となっています。
運用型広告のため、少額の費用でも広告を出すことが可能となるので、TikTokで広告を出してみたい、といった方には運用型広告から配信してみることがおすすめです。
Brand Action
TikTokの特徴である縦長全画面と音声付きの動画訴求によってリーチとブランドインパクトを最大化することが出来る、プロモーション認知拡大に最適な運用型広告です。
インフィード広告であるため、ユーザーが普段通りにTikTokのコンテンツを楽しんでいる中で自然に表示され、違和感を感じさせない広告です。
PerformanceAction
各コンバージョンへの最適化へ対応した、ベーシックな運用型広告です。
年齢や性別、興味関心、行動などの豊富なターゲティング設定も可能、また、ウェブサイトへ訪問したユーザーやカスタマーファイルなどをソースとしてそのユーザーに近い趣味や興味関心を持っている類似ユーザーへ配信することができる、「類似オーディエンス」も作成可能です。
まとめ
この記事では、今最も注目を集めているといっても過言ではないTikTok広告の特徴や広告の種類についてご紹介させていただきました。
TikTok広告は新しい機能の開発なども積極的に行っており、幅広い商材やサービスのプロモーションに活用できる、今後も目が離せない媒体といえるでしょう。
今後の更なる発展を見据えて、ぜひTikTok広告にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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