みなさんは、YouTubeをご存知でしょうか?
NTTドコモ モバイル社会研究所が、2021年1月にスマホ・ケータイ所有者に調査したとこ ろ、YouTubeを知っていると回答したユーザーは96.9%でした。
また、65.8%のユーザーが月1回以上YouTubeを利用しているとのことです。
参照元:YouTube認知率96.9% 利用率6割超え:一方、投稿率は5%程度
Googleの発表によると、2020年9月のYouTubeの月間利用者数は、6,500万人を超えたということです。
参照元:人はなぜ YouTube を見るのか? 「身近な娯楽」「プチ挑戦」など 5 つの動機──2019 年 YouTube ユーザーデータ
また、2021年3月のデータでは、月間2,000万人以上のユーザーがテレビでYouTubeを視聴しており、その半数以上が家族や友人など複数人で視聴しているといいます。
参照元:月間 6,500 万ユーザーを超えた YouTube、2020 年の国内利用実態──テレビでの利用も 2 倍に
YouTubeは、日本の日常に着実に浸透しつつある媒体となってきています。
今回は、日本での利用ユーザーが増加傾向にあるYouTubeにおいて配信することができるYouTube広告の詳細についてご紹介していきます。
YouTubeサービス利用者概要
ここからは、YouTubeの利用者のユーザーの年代や性別の利用率についてご紹介していきます。
年代別YouTubeサービス/アプリの利用率
総務省の「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」では、全年代の85.2%がYouTubeを利用しており、20代の利用率が97.2%と最も多い利用率となっています。
参照元:令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査
年代 | 利用率 |
---|---|
10代 | 96.5% |
20代 | 97.2% |
30代 | 94.0% |
40代 | 92.0% |
50代 | 81.2% |
60代 | 58.9% |
全年代 | 85.2% |
性別YouTubeサービス/アプリの利用率
男女別では、男性が87.9%と女性よりも若干利用者が多い傾向にありますが、男女ともに80%以上がYouTubeを利用しているという結果になっています。
性別 | 利用率 |
---|---|
男性 | 87.9% |
女性 | 82.5% |
YouTubeは、幅広い年代のユーザーにアプローチすることができる媒体となっています。
YouTube広告の目標設定
YouTube広告を配信する際、広告を配信することで広告主が達成したいビジネス目標を設定することで、目標を達成するために必要なおすすめ機能や設定が表示されるため、目標達成のための改善を行うことが可能です。
YouTube動画広告の目標一覧
YouTube動画広告において、設定することができる目標についてご紹介いたします。
YouTube広告を配信する際は、ビジネス目標に合わせて目標を設定するようにしてください。
目標 | 用途 |
---|---|
販売促進 | ・販売やコンバージョンにつながる可能性が高いユーザーにアプローチする ・お客様のサイトを訪れたことがあるユーザーや、購入決定に近い段階のユーザーに働きかける |
見込み顧客の獲得 | 関連性の高いユーザーに、ニュースレターの配信登録や連絡先情報の提供などを通じて関心を示すよう促す |
ウェブサイトのトラフィック | 見込み顧客にウェブサイトへの訪問を促す |
商品やブランドの比較検討 | ・商品のリサーチや購入を検討しているユーザーに、お客様のブランドや商品をアピールする ・ブランドに関心を示したユーザーに働きかける ・今後ブランドや商品を検討してもらえるようユーザーに働きかける |
ブランド認知度とリーチ | ブランドを効率的に活用しながら、幅広いユーザーにリーチする 関連性の高いユーザーの間でブランド認知度を高める ユーザーにブランドを知って覚えてもらえるよう多様な広告フォーマットを使用する |
YouTube広告のターゲティング
YouTube広告では、特定の興味や関心やユーザー属性のユーザーに広告の配信を行う「オーディエンスターゲティング」と広告を表示する場所を指定し広告の配信を行う「コンテンツターゲティング」が可能です。
オーディエンスターゲティング
オーディエンスターゲティングは、人に対するターゲティングとなります。
ユーザーの属性や興味関心や閲覧履歴、自社内の顧客情報や顧客とにた特徴をもつユーザーに広告の配信を行うことができます。
ターゲティング | 詳細 |
---|---|
ユーザー属性グループ | 広告を表示したいユーザー層の年齢や性別、子供の有無、世帯収入を指定します。 |
詳しいユーザー属性 | 大学生、住宅所有者、最近子供が生まれたユーザーなど、共通の特徴を持つユーザー層にさらに幅広くリーチできます。 |
興味 / 関心 | 表示されたカテゴリからトピックを選択して、そのトピックに関心があるユーザーをターゲットに設定できます。 そのユーザーが別のトピックに関連するページにアクセスしているときでも広告を表示できます。 ・アフィニティ セグメント 関連するトピックにすでに強い関心を持っているユーザーに動画広告を表示して、ブランドの認知度を高めたり購入を促したりすることができます。 ・カスタム アフィニティ セグメント カスタム アフィニティセグメントを利用すると、テレビ広告のように広い範囲ではなく、ブランドに合わせてよりターゲットを絞ったアフィニティ セグメントを作成できます。たとえば、ランニング シューズを販売している企業が「スポーツファン」ではなく、「熱心なマラソン愛好者」にリーチしたい場合などに利用できます。 ・ライフイベント 引越し、大学卒業、結婚などの人生の節目において、購入行動やブランドの好みが変わるとき、YouTubeやGmailで見込み顧客にアプローチできます。 ・購買意向の強いセグメント 広告主様が提供するサービスや商品に似たものを調べていたり購入しようと積極的に考えているユーザーを見つけるには、このカテゴリを選択します。 ・カスタム セグメント パフォーマンス広告での使用を想定した機能です。 最近 Google検索で使用した検索語句に基づいて、購買決定プロセスのさなかにいるユーザーにアプローチできます。 |
データ セグメント | YouTubeチャンネルをGoogle広告アカウントとリンクすることにより、広告主様の動画、動画広告、YouTubeチャンネルとの接触履歴をもとに、YouTubeおよび Google 動画パートナーでさらに多くのユーザーにリーチできます。 また、広告主様のサイトやアプリと接触したことがあるユーザーに向けた広告を表示することも可能です。 |
カスタマー マッチ | カスタマーマッチでは、オンラインやオフラインの自社データを使用して、YouTube とGoogle動画パートナーを利用しているユーザーにリーチしたり、再アプローチしたりできます。 |
類似セグメント | 自社データリスト(通常はデータ セグメントやカスタマーマッチセグメント)に基づくターゲティング機能で、データ セグメントまたはカスタマーマッチセグメントと似た特徴を持つ新規ユーザーをターゲティングすることにより、最も成果の高いユーザーにより多くリーチすることができます。 |
コンテンツターゲティング
コンテンツターゲティングは、面に対する配信となります。
特定のサイトやチャンネルや動画のほかに、特定のトピックやキーワードに関する動画やチャンネルやサイトなどに広告の配信を行うことができます。
ターゲティング | 詳細 |
---|---|
プレースメント | チャンネル、動画、アプリ、ウェブサイト、サイト内のプレースメントをターゲットに指定できます。 たとえば、トラフィックの多いブログ全体や、人気ニュースサイトのトップページだけをターゲットに設定できます。 プレースメントには次のような要素を指定できます。 ・YouTube チャンネル ・YouTube 動画 ・Google ディスプレイ ネットワーク上のウェブサイト ・Google ディスプレイ ネットワーク上のアプリ |
トピック | YouTubeとGoogle ディスプレイネットワーク上の特定のトピックを動画広告のターゲットに指定できます。 トピックターゲティングを使用すると、選択したトピックに関連するさまざまな動画、チャンネル、ウェブサイトに広告を表示できます。 たとえば、「自動車」トピックをターゲットに指定すると、自動車に関する動画を視聴しているユーザーに広告が表示されます。 |
キーワード | 動画広告のフォーマットによっては、指定したキーワード(単語やフレーズ)に基づいて、YouTube動画、YouTubeチャンネル、ユーザーが関心を持ちそうなサイトに動画広告を表示できます。 |
デバイス | パソコン、スマートフォン、モバイル デバイス、テレビ画面を使用するデバイス(Chromecast など)を使用するユーザーをターゲットに設定します。 |
YouTube広告の種類(フォーマット)
ここからは、YouTubeで配信することができる広告の種類(フォーマット)についてご紹介していきます。
スキップ可能なインストリーム広告
スキップ可能なインストリーム広告とは、再生開始から5秒が経過すると広告をスキップすることができる広告です。
スキップ可能なインストリーム広告は、5秒でスキップされた場合は料金は発生しないため広告主にとってコストパフォーマンスが良い広告となっています。
また、広告を見るユーザーが興味がない広告の場合5秒でスキップすることができるので、ストレスの少ない広告となっています。
スキップ可能なインストリーム広告のクリエィティブは、最初の5秒で興味をもってもらえるように最初の5秒の内容にこだわって作成する必要があります。
クリエイティブに入稿できる動画は長さの制限はありませんが、最適な結果を得るためには3分未満の動画にすることをGoogleが推奨しています。
使用可能なキャンペーン目標
スキップ可能なインストリーム広告では、下記のキャンペーン目標を設定することができます。
- 販売促進
- 見込み顧客の獲得
- ウェブサイトのトラフィック
- ブランド認知度とリーチ
- 商品やブランドの比較検討
- 目標を設定せずにキャンペーンを作成する
配信場所
スキップ可能なインストリーム広告は、YouTubeおよびGoogle動画パートナー上のウェブサイトやアプリで配信される動画内で配信されます。
配信されるタイミングは、「動画の再生前(プレロール)」「動画の再生後(ポストロール)」「動画の再生途中(ミッドロール)」となっています。
IPG Media Labでは、記憶への残りやすさを配信タイミングで比較を行っており、「動画の再生前(プレロール)」が「ミッドロール」「ポストロール」よりも優れる結果になったということです。
配信タイミング | 記憶の残りやすさ |
---|---|
プレロール | 65% |
ミッドロール | 39% |
ポストロール | 28% |
課金方法
スキップ可能なインストリーム広告では、入札戦略により課金方法が異なります。
また、YouTube動画キャンペーンの目標設定により、使用できる入札戦略が異なります。
入札戦略 | 課金方法 | 目標 |
---|---|---|
広告視聴単価(CPV) | ユーザーが動画を30秒間(30秒未満の広告の場合は最後まで)視聴したか、30 秒経つ前に動画を操作した場合に料金が発生 | 商品やブランドの比較検討 |
目標コンバージョン単価(目標CPA) | 1件あたりの設定した目標コンバージョン単価をもとに、コンバージョンをできるだけ多く獲得できるように入札単価を自動調整 | ・販売促進 ・見込み顧客の獲得 ・ウェブサイトのトラフィック |
コンバージョン数の最大化 | ・指定の予算で最大限のコンバージョン数を獲得できるように入札単価を自動調整 ・目標コンバージョン単価を設定することで、目標広告費用対効果(ROAS)でコンバージョン値を最大化 | ・販売促進 ・見込み顧客の獲得 ・ウェブサイトのトラフィック |
目標インプレッション単価(tCPM) | 広告が1,000回表示されるごとに支払う平均金額を指定することで、できるだけ多くのユニークリーチを獲得できるように入札単価を最適化 | ・ブランド認知度とリーチ ・商品やブランドの比較検討[動画広告シーケンス] サブタイプを選択した場合のみ |
広告配信で利用可能なアセット
スキップ可能なインストリーム広告では、「YouTube動画のURL」「広告見出し」「最終ページURL」「行動を促すフレーズ」の設定が必須となっています。
●使用可能なアセット一覧
アセット | ガイドライン |
---|---|
YouTube動画のURL | YouTubeにアップロードされた標準の動画の URLを指定できます。 動画は、公開または限定公開にし、Google の広告掲載のポリシーとYouTube広告の要件を遵守している必要があります。 |
最終ページURL | 広告をクリックすると表示されるページの URLです。 広告の宣伝内容と一致したページである必要があります。 |
表示URL | 広告に表示されるウェブサイトのアドレスです。 通常は宣伝するサイトまたはページのURL です。 表示URLのドメインは、広告をクリックしたユーザーがアクセスするドメインと一致させる必要があります。 |
行動を促すフレーズ | フレーズ最大半角10文字(全角5文字)です。 行動を促すフレーズは広告見出しとともに表示され、最終ページURLとして指定したウェブサイトにユーザーを誘導します。 行動を促すフレーズのテキストは、ユーザーを誘導するサイトまたはページを正確に反映している必要があります(商品の詳細ページの場合、「今すぐ購入」など)。 |
広告見出し | 最大15文字(全角7文字)です。 見出しのテキストは簡潔で、重要な情報を伝え、動画の内容を正確に反映する必要があります。 |
コンパニオンバナー | デスクトップパソコン上で広告の横に表示される画像です。 自動生成されたコンパニオン バナー(YouTube チャンネルの情報に基づく)を使用するか、300×60のJPEG、GIF、またはPNG(最大150KB)をアップロードできます。 |
スキップ不可のインストリーム広告
スキップ不可のインストリーム広告は、15秒以内の動画の広告でスキップすることができません。
そのため、広告主はユーザーに動画を最後まで視聴してもらいメッセージを伝えることができる一方、ユーザーは15秒間見続ける必要があるため、動画の内容に興味や関心がない場合ストレスになる可能性があります。
使用可能なキャンペーン目標
スキップ不可のインストリーム広告では、「ブランド認知度とリーチ」のキャンペーン目標を設定することができます。
配信場所
スキップ不可のインストリーム広告は、スキップ可能なインストリーム広告と同様に、YouTubeおよびGoogle動画パートナー上のウェブサイトやアプリで配信される動画内で配信されます。
配信されるタイミングは、スキップ可能なインストリーム広告と同様に、「動画の再生前(プレロール)」「動画の再生後(ポストロール)」「動画の再生途中(ミッドロール)」となっています。
課金方法
スキップ不可なインストリーム広告は、広告の表示回数に基づいて課金される目標インプレッション単価制です。
入札戦略 | 課金方法 |
---|---|
目標インプレッション単価(tCPM) | 広告が1,000回表示されるごとに支払う平均金額を指定することで、できるだけ多くのユニークリーチを獲得できるように入札単価を最適化 |
広告配信で利用可能なアセット
スキップ不可のインストリーム広告では、「YouTube動画のURL」「広告見出し」「最終ページURL」「行動を促すフレーズ」の設定が必須となっています。
●使用可能なアセット一覧
アセット | ガイドライン |
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YouTube動画のURL | YouTubeにアップロードされた標準の動画のURLを指定できます。 動画は、公開または限定公開にし、Google の広告掲載のポリシーとYouTube広告の要件を遵守している必要があります。 |
最終ページURL | 広告をクリックすると表示されるページの URLです。 広告の宣伝内容と一致したページである必要があります。 |
表示URL | 広告に表示されるウェブサイトのアドレスです。 通常は宣伝するサイトまたはページのURL です。 表示URLのドメインは、広告をクリックしたユーザーがアクセスするドメインと一致させる必要があります。 |
行動を促すフレーズ | フレーズ最大半角10文字(全角5文字)です。 行動を促すフレーズは広告見出しとともに表示され、最終ページURLとして指定したウェブサイトにユーザーを誘導します。 行動を促すフレーズのテキストは、ユーザーを誘導するサイトまたはページを正確に反映している必要があります(商品の詳細ページの場合、「今すぐ購入」など)。 |
広告見出し | 最大15文字(全角7文字)です。 見出しのテキストは簡潔で、重要な情報を伝え、動画の内容を正確に反映する必要があります。 |
コンパニオンバナー | デスクトップパソコン上で広告の横に表示される画像です。 自動生成されたコンパニオン バナー(YouTube チャンネルの情報に基づく)を使用するか、300×60のJPEG、GIF、または PNG(最大 150 KB)をアップロードできます。 |
バンパー広告
バンパー広告は、6秒以内の動画を使用し、短くて伝わりやすいッセージで幅広いユーザーにリーチを行うことができます。
ユーザーは、スキップすることができない広告ですので、広告主はユーザーに動画を最後まで視聴してもらいメッセージを伝えることができます。
動画の長さが6秒以内のため、短くても伝わりやすい動画の内容にする必要があります。
使用可能なキャンペーン目標
バンパー広告では、「ブランド認知度とリーチ」のキャンペーン目標を設定することができます。
配信場所
バンパー広告は、YouTubeおよびGoogle動画パートナー上のウェブサイトやアプリで配信される動画内で配信されます。
配信されるタイミングは、「動画の再生前(プレロール)」「動画の再生後(ポストロール)」「動画の再生途中(ミッドロール)」となっています。
課金方法
バンパー広告は、広告の表示回数に基づいて課金される目標インプレッション単価制です。
入札戦略 | 課金方法 |
---|---|
目標インプレッション単価(tCPM) | 広告が1,000回表示されるごとに支払う平均金額を指定することで、できるだけ多くのユニークリーチを獲得できるように入札単価を最適化 |
広告配信で利用可能なアセット
バンパー広告では、「YouTube動画のURL」「広告見出し」「最終ページURL」「行動を促すフレーズ」の設定が必須となっています。
●使用可能なアセット一覧
アセット | ガイドライン |
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YouTube動画のURL | YouTubeにアップロードされた標準の動画の URLを指定できます。 動画は、公開または限定公開にし、Google の広告掲載のポリシーとYouTube広告の要件を遵守している必要があります。 |
最終ページURL | 広告をクリックすると表示されるページの URLです。 広告の宣伝内容と一致したページである必要があります。 |
表示URL | 広告に表示されるウェブサイトのアドレスです。 通常は宣伝するサイトまたはページのURL です。 表示URLのドメインは、広告をクリックしたユーザーがアクセスするドメインと一致させる必要があります。 |
行動を促すフレーズ | フレーズ最大半角10文字(全角5文字)です。 行動を促すフレーズは広告見出しとともに表示され、最終ページ URLとして指定したウェブサイトにユーザーを誘導します。 行動を促すフレーズのテキストは、ユーザーを誘導するサイトまたはページを正確に反映している必要があります(商品の詳細ページの場合、「今すぐ購入」など)。 |
広告見出し | 最大15文字(全角7文字)です。 見出しのテキストは簡潔で、重要な情報を伝え、動画の内容を正確に反映する必要があります。 |
コンパニオンバナー | デスクトップパソコン上で広告の横に表示される画像です。 自動生成されたコンパニオンバナー(YouTubeチャンネルの情報に基づく)を使用するか、300×60のJPEG、GIF、または PNG(最大150KB)をアップロードできます。 |
インフィード動画広告
以前は、「YouTube TrueView ディスカバリー広告」という名称でしたが、2021年11月17日に「インフィード動画広告」という名称に変更となりました。
ユーザーが視聴する可能性が高いYouTubeコンテンツの横に、「ブランド」「商品」「サービス」を表示することができる広告です
インフィード動画広告は、「サムネイル画像」と「テキスト」のみで表示されており、ユーザーがクリックすることで動画が再生されます。
ユーザーにストレスのない形での広告の配信を行うことができ、広告から自社の商品やサービスに興味のあるユーザーからの流入を見込める広告となります。
使用可能なキャンペーン目標
インフィード動画広告では、「商品やブランドの比較検討」「目標を設定せずにキャンペーンを作成する」のキャンペーン目標を設定することができます。
配信場所
インフィード動画広告は、YouTube検索結果やYouTubeの関連動画の横、YouTubeモバイルのトップページに表示されます。
課金方法
インフィード動画広告は、サムネイルをクリックして広告を視聴した場合に課金される「広告視聴単価(CPV)」です。
入札戦略 | 課金方法 |
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広告視聴単価(CPV) | ユーザーが動画のサムネイルをクリックまたはタップして動画広告を視聴した場合に、その動画ビューに対して料金が発生します。課金されるのは、ユーザーのブラウザやYouTubeアプリに動画が正常に読み込まれたときです。 |
広告アセット
インフィード動画広告では、「YouTube動画のURL」「サムネイル」「広告見出し」「説明文1」「説明文2」の設定が必須となっています。
ユーザーがサムネイルをクリックすると、その広告のYouTube動画再生ページが表示されます。
●使用可能なアセット一覧
アセット | ガイドライン |
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YouTube動画のURL | YouTubeにアップロードされた標準の動画のURLを指定できます。 動画は、公開または限定公開にし、Google の広告掲載のポリシーとYouTube広告の要件を遵守している必要があります。 |
チャンネル名 | お客様のチャンネルの名前です。 |
サムネイル | 動画コンテンツの雰囲気をユーザーに伝える小さなプレビュー画像です。 広告を作成する際に、動画の4つのサムネイルから選択できます。 カスタムサムネイルを作成するには、YouTube Studio を使用します。 その際は、おすすめの方法を参考にしてください。 |
広告見出し | 最大半角100文字(全角50文字)です。 一部のデバイスでは、半角25文字(全角12文字)を超えると、テキストが短縮される場合があります。 広告見出しのテキストは簡潔で重要な情報を伝えるものにします。 また動画の内容を正確に反映するとともに、視聴者を引き付ける、行動を促す明確なフレーズ(「今すぐ見る」など)が含まれるようにします。 |
説明文 | 最大2行で、1行あたり最大半角35文字(全角17文字)です。 広告がYouTubeの動画再生ページ(パソコン)に表示されている場合、説明文は表示されません。 |
マストヘッド広告
マストヘッド広告は、YouTubeのホーム画面の最上部に表示される広告で、Googleの営業担当者を通じて予約でのみ広告の配信を行うことができる広告です。
商品やサービスの認知度を高めたい場合や、短期間で多くのユーザーに広告の配信を行いたい場合に効果がある広告です。
課金方法
マストヘッド広告は、表示回数 1,000 回あたりに対して入札する「インプレッション単価(CPM)」です。
まとめ
今回は、YouTube広告の種類と特徴についてご紹介いたしました。
YouTube広告の配信を行う際は、達成したいビジネス目標を設定したうえで、ビジネス目標を達成できる広告の種類(フォーマット)を選択することで、広告のパフォーマンスの向上を目指していってくださいね。
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