Google広告では検索広告やディスプレイ広告などさまざまなものが存在します。
日々、このような広告を運用していくなかで、効果測定を行い、改善していくことが重要です。

効果測定でみるべき指標の1つにインプレッションシェアがあります。

そこで、本記事では次のような内容について解説していきます。

  • インプレッションシェアとは
  • Google広告の管理画面からの確認方法
  • インプレッションシェアの活用方法

ぜひ、本記事を参考に日々の広告運用の改善に役立ててください!

インプレッションシェアとは

インプレッションシェアとは、広告が表示される可能性があった総数に対してインプレッション数が占める割合を意味します。

運用型広告はリアルタイムでオークションが実行され、掲載される広告が決定します。また、オークションで勝つ見込みがあったとしても、予算が足りずに広告が表示されないこともあります。

このように、運用型広告は実際に表示された回数以上に、掲載される見込みがあった可能性があるため、インプレッションシェアを用いて機会損失を防ぐことができます。

インプレッションシェアの算出方法

インプレッションシェアは下記のように算出されます。

インプレッションシェア【%】 = (インプレッション数 ÷ 表示される可能性があった総数)× 100

インプレッション数は実績値ですが、表示される可能性があった総数は推定値となります。

例えば、インプレッション数が4,000回、表示される可能性があった総数が10,000回だった場合、インプレッションシェアは40%となります。

インプレッションシェア損失率とは

インプレッションシェア損失率とは、掲載される可能性があった総数に対して広告が掲載されなかった回数が占める割合のことを意味します。

例えば、インプレッションシェアが40%の場合、残りの60%がインプレッションシェア損失率です。

そして、この損失率は何かしらの原因で広告が掲載されなかったことを意味します。
主な原因として、予算とランクの2つの原因が考えられます。

インプレッション シェア損失率(予算)

インプレッションシェア損失率は、予算が原因で高くなる可能性があります。
原因となる予算の例としては、次のようなものがあります。

  • アカウント全体で設定された予算
  • キャンペーンの予算
  • キーワードの入札単価 など

例えば、あるキーワードの入札単価が100円で設定された運用型広告を1,000回表示させるためには、100,000円の広告費が必要です。
しかし、予算が30,000円しかない場合、最大300回しか表示できません。

そのため、1,000回掲載できる可能性がありながらも、300回しか掲載されなかった場合インプレッションシェア損失率は70%となります。

インプレッションシェア損失率(ランク)

予算が十分にあった場合でも、広告のランクが原因で広告が掲載されない可能性があります。

広告のランクが低下する要因としては次のようなものがあります。

  • 自社の広告のクリエイティブのクオリティーが低い
  • 設定されたキーワードと広告の内容の関連性が低い
  • 競合の広告が増加した など

広告ランクによるインプレッションシェア損失率は、他社とのオークションで負けた割合と相関関係があると言えるため重要な指標と言えるでしょう。

【Google広告】インプレッションシェアの確認方法

Google広告において、インプレッションシェアを確認する方法をご紹介いたします。

Google広告の管理画面の「キャンペーン」「広告グループ」「キーワード」のいずれからも確認することができますが、今回は「キャンペーン」からの確認方法をご紹介いたします。

表示項目の変更

ナビゲーションの「表示項目」から「表示項目の変更」をクリックしてください。

表示項目の変更

競合指標項目を選択

表示項目の変更画面が表示されたら、「競合指標」の中から調べたい項目にチェックを入れ保存を行ってください。

競合指標項目を選択

なお、Google広告ヘルプでは、次の競合指標を確認することが推奨されています。

  • 検索広告のインプレッションシェア
  • ディスプレイインプレッションシェア
  • 検索インプレッションシェア損失率(予算)
  • ディスプレイインプレッションシェア損失率(予算)
  • 検索インプレッションシェア損失率(広告ランク)
  • ディスプレイインプレッションシェア損失率(広告ランク)
  • 完全一致の検索インプレッション シェア

参考:Google広告ヘルプ「インプレッション シェアのデータを取得する」

インプレッションシェアの活用方法

インプレッションシェアを活用することは、広告運用を行う上で必要不可欠です。
予算の損失がある場合とランクの損失がある場合、それぞれにおける活用方法を解説します。

予算の損失がある場合

予算が原因でインプレッションシェア損失率が高い場合は、次のような方法で改善することを推奨します。

予算の増加

シンプルかつ効果的なのは予算を増加することです。
資金に余裕がある場合は、まず試してみると良いでしょう。

予算にメリハリをつける

平日と土日、あるいは特定の日にちなどで広告費がぶれることは多々あります。
そのため、広告が掲載される可能性が高い日のみ予算を増加させるなどメリハリをつけて運用すると効果的です。

ターゲットを絞る

予算に余裕がない場合、ターゲットを絞り、少ない予算で効果を最大化するように運用し直すことも効果的です。

ランクの損失がある場合

広告のランクは入札価格と広告の品質スコアで決まります。

そのため、ランクが原因でインプレッションシェア損失率が高くなる場合は、次のような方法で改善してみましょう。

入札単価の増加

広告のランクは競合他社と比較した入札単価に影響を受けます。
そのため、予算に余裕がある場合は、入札単価を増加すると良いでしょう。

品質スコアの向上に努める

Google広告の場合、品質スコアは「推定クリック率」「広告の関連性」「ランディングページの利便性」で決定されることが公表されています(参考:Google広告ヘルプ「品質スコアを使って広告のパフォーマンスを高める 5 つの方法」)。
そのため、工数のかからないものから1つずつ改善を行っていくことをおすすめします。

まとめ

インプレッションシェアは広告の機会損失をなくすために重要な指標です。
そして、機会損失している要因としては、予算と広告ランクの2つがあります。

広告が掲載されるかどうかはユーザーとの接点をもつきっかけを決めることと同義と言えます。
そのため、広告運用を改善する上で確認すべき指標は多くありますが、その中でも重要な指標と言えます。

ぜひ、本記事を参考にGoogle広告の管理画面からインプレッションシェアを把握し、広告運用の改善に役立ててください。

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