WEBを用いたビジネスが普及したことで、注目を集めるGoogle 広告の認定資格。

必要性を感じている方の中には、「資格の必要性は感じているけど、具体的なメリットや取得方法がわからない」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

本記事ではそんな方々に向けて、Google 広告の認定資格の概要や取得手順をわかりやすく解説していきます。
取得できるメリットだけでなく、身につけられる知識や具体的な活用方法についても詳しく解説します。

Google 広告の認定資格とは

まずは、「そもそもGoogle 広告の認定資格とはなにか?」を解説していきます。

Google 広告認定資格とは、数ある広告の中でもGoogleが提供するプロモーションへの理解を証明する資格です。
科目は大きく分けて、検索、ディスプレイ、ショッピング、動画、アプリ、測定の6種類があり、認定を受けることでその領域に関する知識があることをアピールできます。

また、オンラインの利用によって24時間365日、無料で受験できる点も特徴の1つです。
「1日1回」という制限こそあるものの、一般的な資格試験にありがちな受験料の支払いやスケジュール調整といった手間がないことも、Google広告の認定資格への注目度が増している要因といえます。

Google 広告認定資格を取得するメリット

ここからは、Google 広告認定資格を取得するメリットを紹介していきます。
専門知識をもっている証としてだけでなく、最新の情報を学び続けられることも、Google 広告の認定資格を取得することで手にできるメリットです。

専門知識を示すことができる

Google 広告認定資格を取得する1つ目のメリットが、「専門知識を示せる」というものです。
Google 広告認定に限ったことではありませんが、資格という目に見える証は多くのビジネスシーンで非常に役立つアイテムです。
特にイメージがつきにくい広告業においては、認定後に発行される証明書はクライアントを安心させる強力な要素になるでしょう。

ただし、しっかりとした専門知識を示せるGoogle広告認定資格ですが、「有効期限が1年間のみ」と認定資格としての期限が短い点には注意が必要です。

代理店パートナーバッジを取得できる

代理店パートナーバッジを取得できることも、Google 広告の認定資格を取得することで手にできるメリットです。
1つ目のメリットとして「専門知識を示せる」と紹介しましたが、所属する企業に還元できる点もGoogle 広告の認定資格ならではの魅力です。

ただし、代理店パートナーバッジの取得には、次のような条件がある点には注意が必要です。

Google Partnersプログラムに登録されているMCCアカウント(上限 100 ユーザー)では、過去 90 日間に500 米ドル以上のキャンペーン費用が発生したサービス分野(検索連動型広告、ディスプレイ広告、動画広告、ショッピング広告、アプリ広告)それぞれの認定資格取得者 1 人を含め、アカウントマネージャーの50%以上がGoogle広告の認定資格を取得する必要がある

引用:Google広告 ヘルプ

最新情報が学べる

専門知識の証明になるだけでなく、最新の情報を身につけられることもGoogle 広告の認定資格を取得するメリットの1つです。
これまでにも触れてきたように、Google 広告の認定資格は決してハードルの高い資格ではありません。
ただし、1年間の有効期間が設けられており、資格を保有し続けるためには、毎年の試験をクリアし続ける必要があります。

そして、Googleが広告認定資格に有効期間を設けている理由は、継続的な情報のアップデートが必要なためです。
2021年5月に追加された、「動画キャンペーンのテスト機能」が一例です。
機能追加や仕様変更が頻発するわけではありませんが、認定資格の取得を目指すことで最新の情報に触れる習慣を身につけることができます。

実績に記入できる

Googleからの認定を受けていることを、実績に記入できることも試験をクリアすることで得られるメリットです。
フリーランスとして活用している方であればプロフィールやポートフォリオに、会社員の方であれば履歴書へ記載することができます。

もちろんクライアントや企業が希望する人材像によって、与えられるインパクトは変動しますが、「Googleからの認定を受けている」という事実がマイナスに働くことはありません。

Google 広告認定資格の種類

ここからは、Google 広告認定資格の種類について解説していきます。冒頭でも触れたように、認定資格は次の6種類に分類されます。

  • 検索連動型広告(50問中40問の正答が必要):入札方法やマッチタイプに関する問題
  • ディスプレイ広告(49問中40問の正答が必要):ターゲティングやディスプレイネットワークのリーチ数等に関する問題
  • ショッピング広告(46問中37問の正答が必要:ECサイトでの売上を増やすための方法に関する問題
  • 動画広告(50問中40問の正答が必要):YouTube広告に関する問題
  • アプリ広告(49問中35問の正答が必要)アプリキャンペーン構成や計測に関する問題
  • 測定(50問中40問の正答が必要):トラッキングや計測ツールに関する問題

これらの認定をパスすることで、それぞれの分野に関する専門知識があるという認定を受けられます。

Google 広告認定資格の種類

Google 広告認定資格を取得する方法

ここからは、Google 広告認定資格を取得する方法を解説していきます。
手軽に受けられる認定資格ではありますが、受験の手順や勉強方法を把握し、スケジュールを事前に明確なものにしておくことも重要です。

受験の手順

認定資格という言葉が使われているものの、Google 広告試験には事前手配が必要ありません。
オンライン上で次のような手順を経ることで、すぐに受験することができます。

1.Google広告HPへのアクセス
2.スキルショップページにて「コースを選択見つけて開始」をクリック
3.「Google広告」を選択

「Google広告」を選択

4.受験したい科目の選択

受験したい科目の選択

5.「開始する」をクリック

「開始する」を選択

オンライン環境さえあればこのような手順で、手軽に受験できます。
ただし、受験を開始した後は一時停止ができない、自分で受験中の時間の把握をしなければならない点には注意が必要です。

難易度と勉強方法

これまでに紹介してきたように、Google 広告の認定資格にはさまざまメリットがあります。
また、ごく一部の人しか合格できない、難易度の高い認定資格ではないことも特徴の1つです。
出題範囲に関する理解、75分間で問題を解く集中力さえあれば、取得できると考えられています。

また勉強方法については、Googleスキルショップを上手に活用しましょう。
不合格になったとしてもペナルティになることはありませんが、Googleスキルショップの理解度チェックを活用することで、合格率をグンと高めることができます。

さらにGoogleユニーバーサルアナリティクスに関する知識は、Google 広告認定資格との相性が非常に良いとされています。
Googleユニーバーサルアナリティクスは、Googleが提供するWebサイトのアクセス状況を分析するツールです。
Google 広告認定資格を取得し、Googleユニーバーサルアナリティクスの活用方法を理解することで、業務効率を格段に高められるでしょう。

Google 広告認定資格試験を受ける際の注意点

最後に、Google 広告認定試験を受ける前に知っておくべきことを解説していきます。
一度回答した問題には戻れない、複数受験する場合は時期をずらすという注意点がある一方で、何度も受験できるという特徴もあります。

一度解答した問題には戻れない

Google 広告認定試験に挑戦する際は、一度回答した問題には戻れない点に注意しましょう。
一般的な試験では、わからない問題に「一旦回答しておく、飛ばす」などの対策をすることがありますが、Google広告認定試験では駆使できません。また、回答した問題を見直すこともできないため、選択ミスをすることがないよう、一問一問慎重に回答していく必要があります。

複数受験する場合は時期をずらす

6種類の認定資格の中から複数分野での受験を検討している方は、受験時期に気をつける必要があります。
先ほど触れたように、決して難易度の高い資格ではありません。

ただし、1年間の有効期限がある、1分野の試験時間が長い点には注意が必要です。
無料、オンラインで手軽に受験できる点は、更新時も変わりませんが、更新時期に負担が大きくなることも事前に把握しておきましょう。

情報の更新が必要不可欠

Google 広告の認定資格を受ける際の3つ目の注意点が、情報の更新が必要不可欠であることです。
一般的な資格は一度取得すれば、再受験をせずに更新することができます。

ただし、Googleが認定する資格は、情報のアップデートが必要不可欠です。
有効期限があり、取得後に放置するケースは少ないでしょうが、継続的な情報収集が大前提であることを把握しておきましょう。

まとめ

WEBビジネスの普及に比例するように、日々注目度が増している資格がGoogle 広告の認定資格です。
6種類の分野に分けられ、試験をパスすることで「その分野に関する知識がある」証明として活用できます。

また、手軽に受験できる、費用がかからない点も、取得を目指す人が増えている理由の一つです。
1年間の期限付き、更新の時期をずらすといった注意点こそあるものの、イメージがつきにくい広告業において、クライアントを安心させる強力な要素になることは間違いありません。

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